2012年3月10日(土)~20日(火)
全国にファンを持つ鎌倉のギャラリー
「うつわ祥見」主宰 祥見知生さんの企画による、
大分初の器の展覧会です。
ここで伝えるのは、テーマにある「日々の器」。
めし碗、湯のみ、皿、鉢など、
時を経てなお美しくなる「食の道具」である器を
多数ご覧頂きます。
出展作家のセレクトについて、祥見さんは言います。
「手に包まれて、心地よく、素直で、素朴なものを、
人生に迎い入れるように自分の手で器を選んでほしい」と。
そんな思いで選んだのは10名の作家の器です。
粉引き、刷毛目、三島、色絵など、
土と向き合い厳しく作られたさまざまな
表現の器たちが集います。
それらは、普段でもハレの場にもふさわしい、
力強さと品格のある器です。
震災後、「日々」という言葉がより
重さをもって響くようになりました。
食べる道具である器がより注目されている所以でしょうか。
器は趣味人のもの、とのイメージから、
近年器を取り巻く環境は変化し、
器を選ぶことは若い年齢層から実年層まで、
「日々を大切に丁寧に生きるために器を選ぶ」という
スタンスの変化がみられるようになりました。
日々の器とは、かけがえのない日々を、
ともに生きる力となる器なのです。
本展では、そうした、暮らしのなかで無垢な美しさを放つ
日常の器をご覧頂きます。
大分では初めて登場となる作家も多く、
大変見ごたえがある展示となります。
是非この機会にご覧頂き、
多くの方に器を身近に感じて頂きたいと存じます。
祥見知生(しょうけんともお) プロフィール
神奈川県鎌倉市在住。うつわ祥見主宰。
2002年、鎌倉の高台に「うつわ祥見」をオープン。
こどものうつわ展、ごはんのうつわ展、美しいめし碗展など、
テーマ性のある器の展覧会を各地で開く。
著書に、『うつわ日和。』『セツローさん』(ラトルズ)、
『日々の器』(河出書房新社)、
『器、この名もなきもの』(里文出版)、
『DVDブック うつわびと小野哲平』(ラトルズ)など。
つくり手(敬称略・五十音順)
石田誠 尾形アツシ 小野哲平 小山乃文彦 田谷直子
鶴見宗次 村木雄児 吉岡萬理 吉田直嗣 巳亦敬一
祥見知生 在店日:3月10日(土)
営業時間:11時~18時
会期中無休
器で抹茶を一服
展示している器を使い、丹羽茶舗手作りの菓子と、
抹茶をお召し上がり頂けます。
ご希望の方は、ご自分でお抹茶を点てて頂くこともできます。
日時:3月10日(土)・11日(日) 11:00~17:00
料金:抹茶一服(お菓子付)500円
事前のお申し込みは不要です。